本文へスキップ

整備工場に全て任せなくても車検対策は自分でも可能です。

車内の整備点検

ハンドル

車検前には車内とエンジンルームの点検を/ハンドル

普段の運転では必ず触れるハンドルですが、細かな調整をしたほうがいいけれど 面倒だしそのまま使っている、といったケースも少なくないようです。 まっすぐな直線道路を走行中は左右どちらにも傾いていない、水平な位置にハンドル がなければいけませんが、ちょっとだけ左右どちらかに寄っているけど「まあいっか」 と整備工場に修理依頼をせずに乗り続けられる方も多いようです。 たいして問題にはなりませんし困らないから、というのが言い分でしょうが、そんな 状態では車検は通過できません。 きちんと真正面の定位置に落ち着くよう調整しましょう。 また大きくハンドルを操作した時に変な音がしたり、どこか引っかかる感触がある 場合も整備の必要ありと思われます。 原因がわからなければディーラーに持ち込んで点検してもらうか、整備士の知り合い に見てもらったほうがいいかもしれません。 自分で問題点を見つけて解決できればそれが一番ですが、無理だからと諦めて放置 するよりは誰かに頼ってでも修理しましょう。


ブレーキペダル

ブレーキがきちんと作動するかの点検は日常的に運転されている自動車ならば不要 かとは思いますが、効きが甘いと感じられるのならペダルを含めてブレーキの システムを一通りチェックしとくと安心です。 ペダルそのものの点検は、エンジンがかかっている状態で力一杯踏み込んだときに 床との間に十分な隙間があるかをまずは調べましょう。 もしもペタンと床に付いてしまうようだとブレーキの効き目が弱いけどそれ以上 踏めない、ということになるので、緊急停車しなければならない状況でズルズルと 進んでしまいとっても危険です。 確かな踏み応えがあり床との隙間もしっかりある、それがベストコンディション なので調整の必要がありそうなら早めに対処しましょう。 自分では無理そうならプロに依頼して、踏み応えのあるブレーキペダルにしてもらう と愛車でのドライブも一層楽しくなるでしょう。


クラッチペダル

最近では一般道で乗車している方も少なくなりましたが、オートマ車ではない マニュアル車も男性を中心に根強い人気があります。 ミッション車とも呼称されるこのタイプの自動車は、オートマティックでギアが 変更されるオートマ車とは違い、自分の手でギアを操作することになります。 その操作の一環でクラッチペダルを踏むことになりますので、ここも点検をして 万全の状態にしておかねば車検に合格できません。 このクラッチペダルはオートマ車には不必要なのでついておらず、ミッション車 だけの特別なパーツとなります。 ブレーキペダルとは違って思いっきり踏んでも床に届かない、というのが正常では なく、クラッチが切れた時にどれだけ床面との隙間があるのかが重要です。 これが少なかったりどんだけ踏んでもクラッチが切れないようでは半クラッチの 状態になりやすく、それだけ磨耗が早まります。 適切になるよう調整しましょう。