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整備工場に全て任せなくても車検対策は自分でも可能です。

エンジンルームのパーツ

バッテリー

車検前には車内とエンジンルームの点検を/バッテリー

自動車で使われる電力の供給源がバッテリーなので、これが劣化していると発生 するトラブルの件数も爆発的に急増します。 一番困るのはエンジン始動時にどんなにキーをかっこよく捻ってもエンジンが かからない、走行できないことになります。 エンジンが動かなければそれに乗って行動することはできませんし、乗り物として まるで役に立たなくなります。 それが自宅の駐車場ならとりあえず放置して後ほどバッテリー交換すればいいですし、 急ぎの用事ならタクシーを呼んでそれに乗り込めば当面は乗り切れます。 でも遠出をした時や近所のベビー用品店の駐車場でバッテリーが不調でエンジンが かからなくなってしまうと、いつまでも放置はできませんし弱ってしまいます。 また最近の新車にはパワーウィンドウが装備されていますが、これを動かすのも 電気の力なのでバッテリーがダメになったら窓の開閉もできなくなります。 閉めた状態から開けれなくなった、ならよいけれど窓を開けた状態で閉められなく なったら防犯上かなりまずいことになります。 そうならぬよう弱ってきたと察したらバッテリー交換しましょう。


プラグ

間近の交換から走行距離が1万キロを超えたらプラグの寿命について真剣に考え はじめるタイミングが到来したと思ってください。 1万5千キロから2万キロ走行で交換というのが目安になっていますから、1万キロ オーバーならそろそろチェックを本格的に開始する頃合です。 中心電極が丸みを帯びてきたらもう交換しても大丈夫です。 このプラグは火花を出しますが、なぜかというとガソリンに着火するためで、 プラグの調子が悪くなるとガソリンがしっかりと燃焼しなくなってエンジンが 快適に作動しなくなってしまいます。 最近エンジンが苦しそうだな、と感じたらプラグの状態を調べて、必要ならば新品 と交換して調子が戻るか試してみましょう。 火花がスムーズに発生しなくなるとエンジンが掛からなくなってしまいますし、 そんな自動車は車検に合格するわけがないのです。


エアクリーナー

キレイな空気を精製してくれそうなエアクリーナーですが、役目としてはその解釈 でだいたい合っていますので胸を張ってください。 なんのためにか、と聞かれたらエンジンのためで、車内の運転席や助手席、後部座席 に座っている人のためにではありません。 自動車を動かすためにはガソリンと一緒に燃焼させる空気をエンジンに送るのですが、 その空気がホコリまみれだとエンジン内部にゴミが溜まってしまいます。 ちょっとくらいなら許してもらえますがあまりに大量だと具合が悪くなるので、 エアクリーナーで浮遊しているゴミを除去してから燃焼させているのです。 汚れやすい役回りですし実際に汚れるのですが、見た目が少し汚い程度なら交換は しなくてもよく、だいたい走行距離5万キロで交換するのが一般的でしょう。 車検2回に1回のペースですので、それを覚えておいて自分で新品を取り寄せて 交換作業をすれば無駄な出費も抑えられるでしょう。