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整備工場に全て任せなくても車検対策は自分でも可能です。

エンジンルームの液体類

エンジンオイル

車検前には車内とエンジンルームの点検を/エンジンオイル

エンジンオイルは車検の時にしか交換しない、というドライバーもさぞかし多い でしょうが、問題がなければそれでも構いません。 本当は一定の走行距離ごとに交換するのが望ましいですが、忙しかったり気が 付かなかったりで思うようにいかないこともあるので仕方ありません。 ではエンジンオイルの点検ですがどすればいいのでしょうか。 まずは量ですが、上限のFと下限のLの間になっていればオッケーです。 それよりも少なかったら補充の必要ありで、Fを超えないように追加しましょう。 点検時にFをオーバーする量になっていることはまずないでしょうが、もしも超えて いた場合は抜き取って調整して下さい。 オイルのカラーは真っ黒になっているようだと劣化の恐れがありますので、丸ごと 新品のオイルに交換しましょう。 カーショップで購入して自分でやってもいいですし、己の手を汚したくなければ そのままカーショップで工賃を支払って整備士にお願いしてもいいでしょう。


冷却水

エンジンの熱を冷却するための冷却水はクーラントとも呼ばれ、エンジンを力強く 稼動させるためには不可欠なのでしっかりと点検しなければなりません。 チェックポイントは主に量で、不足していないか自分の目でしっかり確認して下さい。 もしも汚れているようなら交換しますが、そこは各自の判断にお任せします。 交換時期は冷却水の性能によりけりで、昔は2年ごとの車検に合わせて交換するのが 一般的でしたが、最近のクーラントは劣化しにくくなっていますので、車検を2回 から5回の間なら交換不要というのもあります。 これは製品ごとに違いますから、愛車にはどんな冷却水を使用しているのか調べて、 推奨される交換時期を知っておくといいでしょう。 高熱を発するエンジンを冷ましてくれるとても大きな役割を持っているパーツ なので、車検の時以外にも定期的にチェックしていつでも安心してドライブできる よう備えておいてもいいかと思います。 クーラントのある場所はラジエータータンクです。


ウォッシャー液

自動車のフロントガラスが汚れてしまったらウォッシャー液とワイパーを使って 洗浄しますが、このウォッシャー液は無限に湧き出てくる液体ではありません。 使用のたびに消耗していくのでどこかで補充しなければそのうち底をついてしまい、 その状態では車検には合格しません。 安全運転や故障とはあまり関係なさそうなウォッシャー液ですが、これが規定量に 不足していると車検の検査で不合格とされてしまいます。 次の車検までの2年間、使ってもなくならないだけのウォッシャー液が入っている ようにしておきましょう。 満タン近くまで補充しておけば安心ですし、これなら間違いなく合格です。 もしもカラッポでウォッシャー液が噴出されないようだと、どんなにヘッドライトが 眩い光を発しても、エンジンが力強い音を響かせても、タイヤの溝が鋭くアスファルト を切り裂いても、車内を清潔にお掃除しても車検には通りません。